京都の家出少女達
京都は、家出少女が多いようです。
河原町あたりでうろうろしているみたいですね。
友達関係で悩んでいる家出少女と京都で出会いました。
彼女は、かわいいのですが、友達は、地雷らしいのです。
でも、その京都の家出少女が友達の地雷に彼氏の自慢ばかりするので、友達が怒ったらしいのです。気持ちは、よくわかります。
それなのに、今の私は、彼氏の自慢ばかり。友達には「最低の女ね」って思われてるかもしれません。
でも、そんなの女のひがみです。女の幸せは彼氏の質で決まる。いまの私は、そう信じています。
ああ、私っていつからこんな女になったんだろう。でもいいんです。満ち足りてますから。満ちりてる?う?ん、そうかな。
その言葉は、ちょっと当たってないかな。正直言うと、不満もありました。彼氏は毎日部活ばかり。ちなみにサッカー部らしい。
だから、ふだんは、ほとんど一人ぼっち。毎日が寂しくて、物足りなくて、つまらない感じでした。贅沢かもしれないけれど、てこんなに退屈なんだって思ってたんです。
京都の家出掲示板でしりあったその女子高生は、マクドでひたすら私に愚痴を言い続けました。
だって、私、これでも結構モテてたんです。短大時代は、合コンに出ると、その後必ず男性から誘われたし、いろんな人から誘われて、会社始まって以来の美人とちやほやされたんです。
何か刺激がほしい、ときめきたい、いつの間にかそう思うようになりました。
同じマンションに住むあるOLに、スポーツクラブに通わないかと誘われた時は、新しい出会いに心を躍らしたのです。
素敵なスタッフとの不倫なんていう場面がよく出てきます。本当にそんなことが起こるはずがないとは思いましたが、でも、夢を見るくらしいいかなと思いジムに入会しました。
入会して、すぐに一人のインストラクターに恋をしました。
「この煮物うまいじやんか。お前が作ったのか?」
彼氏には、悪いけど、不倫になったらしいのです。
こんな話を延々と聞かされて、京都の家出女子高生は、去っていきました。
どっと疲れたのは、言うまでもありません。